パニック障害の発作は、、突然起きて、短時間で治る事が多いです。
すぐ治るなら大丈夫じゃないのと思われる人もいると思います。
確かに、苦しくて救急車を呼んだものの到着したときには治っていた
というケースがよくあります。
しかし、発作の苦しさはなった本人しか分からない非常に苦しいもので
いつどこで起こるかわからないのでその恐怖がつきまといます。
何故なら、眠っているときに起きる可能性もあるので
ゆっくり体を休めることもできません。
どうしてこのようなパニック障害になってしまうのでしょうか?
パニック障害の原因
パニック障害の原因は、脳の中の神経伝達機能に何らかの異常が生じて
起きるということしかわかっておらず、はっきりとした原因はわかっていません。
ただ分かっているのは、心の病気であることです。
具体的な原因でこれではないかという説が3つあるのでそれをご紹介します。
ノルアドレナリン説
脳の中には身に危険が迫ったときにサインを出す青班核という部分があります。
青班核が「危険だ!」というサインを出すときに出る物質がノルアドレナリンです。
この青班核が誤作動を起こし、危険が迫っているわけでもないのにサインを
出しノルアドレナリンを大量に放出することでパニック障害が起こると
考えられているのがノルアドレナリン説です。
セロトニン説
脳はストレスを感じるとノルアドレナリンという物質を分泌します。
これが不安や恐怖を感じる原因です。
セロトニンはこのノルアドレナリンのはたらきを抑える効果があります。
なので、何らかの理由で脳にセロトニンが不足することでパニック障害が
起こると考えられているのがセロトニン説です。
ギャバ・ベンゾジアゼビン説
不安を抑える効果のあるギャバのレセプターと繋がっている
ベンゾジアゼビンのレセプターが過敏になってパニック障害が
起こると考えられているのがギャバ・ベンゾジアゼビン説です。
パニック障害はこのように未だに色々な説があり原因がはっきりとしていない上に、
症状も苦しいので治らないのではないかと不安に思ってしまう方もおられると思います。
でも、パニック障害は適切な治療さえすれば治る病気です。
不安に思いすぎても症状が悪化するばかりなので深呼吸をして、落ち着いた気持ちで
ゆっくりと治していきましょう。
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